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◆年頭のごあいさつ◆
世界遺産登録を契機とした
「まちづくり」に全力投球を
大 田 商 工 会 議 所
会頭
寺戸隆文
皆さん、明けましておめでとうございます。
会員の皆様方には、ご家族お揃いで、平成19年の輝かしい新春を、お迎えのことと心からお慶び申し上げます。
平素は、当所の事業につきましては、深いご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
私共を取り巻く景況は、「いざなぎ景気」57ヶ月を超えて、戦後最長の景気になったと言われています。しかし、経済界のトップの77%が実感がないと答えており、好景気も東京、名古屋が中心であり、業種も自動車、薄型テレビ、製造業のごく一握りの大企業で日本経済は支えられています。一方、地方は、国の三位一体改革により、自主財源の少ない地方財政が遍迫し、また山陰経済を支えてきた公共事業の大幅削減などにより、建設業界に大きなダメージを与え、更には個人消費の低迷で、中心市街地、商店街など中小事業所を取り巻く経営環境は益々深刻なものとなっています。地方に住む私共は、神様から与えられた試練だと思うしかありません。
NHKの大河ドラマで人気のある戦国武将織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を取り挙げますと、いつもヒットするそうです。その秘密は、天下取りの一世一代の修羅場の危機をいかにして突破したかにあります。
織田信長は「桶狭間の戦い」において、わずか3千の兵で今川義元の大群3万の兵を破ったこと、豊臣秀吉は主君の仇討ちの際に「山崎がえし」で明智光秀を討ったこと、徳川家康は天下分け目の「関ヶ原の戦い」で勝利を治めたことが挙げられます。
また、中国の諺に「禍福はあざなえる縄の如し」というのがあります。「幸せ」だけ長く続かない、「不幸せ」だけも永く続かないという循環の思想です。今は耐えて次なるチャンスにいつでも力を出せるように、じっくり充電をして頂きたいと思います。
地方は厳しい状況にあって、「一寸先は闇だ」といわれていますが、私共の地域は「一寸先は明り」が見えてまいりました。
石見銀山遺跡の世界遺産登録が来年の7月に迫っています。もし、世界遺産に登録されれば、県内外の中核観光地として交流人口が増え、観光産業による「外貨」を稼ぐ千載一遇のチャンスになります。
現在、石見銀山、砂時計、温泉津温泉は着実に観光客は増えております。今後、風光明媚な三瓶地域の三瓶自然館サヒメル、小豆原縄文公園などとの相乗効果を高め、滞留時間を増やして大田で宿泊をして、郷土料理を召し上がってもらい、特産品の土産を買って帰っていただけるような観光立市を目指し積極的に取り組んでいきたいと思います。
また、三瓶簡易保険保養センターは、市と連携した努力の甲斐があり、民間会社として継続が決定しそうです。
山陰道の早期実現につきましては、仁摩−温泉津間が着工、出雲−仁摩間の都市計画決定を受けて、多伎−朝山間の事業着手が決まり、引き続き朝山−仁摩間をお願いしているところです。
全線開通すれば、私共の地域にとって、観光振興、産業振興の面で大きく貢献することになります。
本年も商工振興、地域振興に全力投球で取り組みたいと考えております。 皆様方の一層のご支援とご協力をお願いします。
最後に、会員事業所の皆様方のご繁栄とご健勝、ご多幸を心よりお祈りし、年頭のご挨拶といたします。