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◆年頭のごあいさつ◆

  「千載一遇のチャンスに、
               積極果敢にチャレンジ」

大 田 商 工 会 議 所
会頭
 寺戸隆文

 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様方には、ご家族お揃いで平成18年の輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 平素は、当所事業に深いご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、我が国経済は、都会を中心に踊り場の状況を脱却し、ゆるやかな回復基調にあるといわれていますが、国の三位一体改革により、自主財源の少ない地方財政は逼迫し、また山陰経済を支えてきた公共事業の大幅削減などにより、建設関連業界に大きな影響を及ぼし、更には個人消費の低迷、取引条件の悪化なども加わって、中小企業を取り巻く経営環境は益々深刻なものとなっています。
 仏の話に例えれば、経済界にも不況という地獄と好況という極楽があります。九州電力を創業して、後に電力の鬼と呼ばれた松永安左衛門の語録集の中に、「人間には3つの関門があり、そのうち1つは命がけで通ってこなくちゃ本物ではない」とあります。その関門とは、「投獄、倒産、闘病」など諸説がありますが、地獄の門につながる投獄の門を通ってこそ、経営者は極楽の境地を迎えられるものであります。
苦しい今こそ、経営者魂を発揮して、新分野、新技術、新商品を開発し、他社にないサービスを加え、厳しい環境を乗り越えていただきたいと思います。
 大田市は、他市にない素晴らしい観光資源を有しています。小豆原埋没林公園の縄文杉が国の天然記念物の指定を受けたことなどから、三瓶山への観光客は着実に増えており、また平成19年半ばに世界遺産登録を目指している石見銀山遺跡は、官民一体となった協働会議で具体化に向けた様々な対応策が検討されています。石見銀山遺跡が世界遺産に登録されれば、鉱山遺跡としては東南アジアで初めて、世界では11番目になります。日本では知床に続いて、14番目の世界遺産になります。当所は、これらの地域資源を有効活用し、官民が連携して観光立市を目指しているところです。
 ところで、私共が住む地域は、新幹線も高速道もない全国一の交通過疎地であります。高速道路が完成すると、移動時間が短縮し、地域間交流・連携が進み、農水産物、石州瓦等の地元特産品の販路が拡大し、観光をはじめ地域産業の発展に道を開くことになり、産業の活性化につながります。また、私共が懸念している交通事故・渋滞の減少、地域医療環境の充実など大きなメリットが得られます。
当所は、山陰自動車道(出雲〜仁摩間)の早期事業化のために、懸命に運動を展開しています。早ければ、平成18年度より事故多発地帯の多岐〜大田間から事業着手の予定であります。
 大田市のこれからの夢とロマンは、石見銀山遺跡の世界遺産登録を新大田市の街づくりにどう活かしていくかということです。増えつつある観光客へのきちんとした対応ができるよう準備を整え、楽しんでいただける環境整備を図ること。そして、アクセス道路になる山陰自動車道の早期完成に向けて更なる運動を展開し、産業振興を積極的に図ることで雇用の場を確保し、若者定住構想を推し進めることです。
この千載一遇のチャンスを活かし、商工振興、地域振興に全力投球で取り組みたいと考えております。その実現のためには、地域一体となった協力・協働が必要となります。皆様の一層のご支援ご協力をお願いします。
 最後に、会員事業所の皆様方のご繁栄とご健勝、ご多幸を心よりお祈りし、年頭のご挨拶といたします。